Windows Live Mailとは
Windows Live メールとは、マイクロソフト社がWindows 7等に搭載していた電子メール用クライアントソフトです。ただし、ライブメールはWindows 10ではサポートされません。そして、2017年1月10日、ライブメールのサポートは終了しました。
その後もライブメールを使用することはできたので、使用してたのでしょうね。
2020年1月14日、Windows 7のサポートが終了しまして、Windows 10に移行するユーザの方々が、ライブメールが使えないと。そりゃ使えないですよ。そこでOutlookを使うことにしたそうです。しかし、ライブメールのメールをOutlookに移す方法が分からない。でも昔のメールほしいと。
なので、これの移行方法を書きたいと思います。
Live MailからOutlookへ、一般的なメールの移行方法
一般的なというか、公式にアナウンスされているメールの移行方法は以下のとおりです。
Windows Liveメール(2012)のメールデータをOutlook 2016に移行する方法
ただこの方法、途中でエラーが起きて止まったり、メールが重複したりと、上手く行かないことが多いです。また、すごい時間がかかります。
ですので、一般的な方法以外でライブメールからOutlookに移行できないか調べてみました。
emlファイルでの移行
実はLive Mailが蓄えているメールファイルは以下の中にあるんです。
C:\Users\ユーザの名前\AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail
Windows Live Mailフォルダの中にメールアドレスの一部が入った名前のフォルダが有りまして、この中のInboxフォルダなんかに拡張子がemlのファイルが大量に入っています。どれがそのフォルダかわからない場合は、emlファイルを検索してみるとよいでしょう。
emlファイル、そのひとつひとつが1通ごとのメールデータになります。つまりこのemlファイルをOutlookにインポートすればいいわけです。
emlファイルは直接クリックして開くとメールとして見ることが出来ます。しかし、Outlookにインポートされるわけではありません。emlファイルをOutlookにドラッグすると、emlファイルが添付された新規メールが作成されます。これも想定している動作とは違います。
どうすれば、emlファイルをOutlookにインポートできるのでしょうか。
emlファイルをOutlookにインポートするスクリプト
ある方がemlファイルをOutlookにインポートするスクリプトを作ってくれていました。
ありがたいですね。リンク先のスクリプトをメモ帳で貼り付けて、EML-import.vbsとして(拡張子をvbsとして)保存してください。ファイルの種類を全てのファイルとしてから拡張子をつけないと、vbsのあとにさらにtxtとついてテキストファイルになってしまいますから注意です。
EML-import.vbsファイルをemlファイルが入っているフォルダと同じフォルダにコピーします。
Outlookを起動して、Outlookの「受信トレイ」の中に、「インポート」という名前のフォルダーを作成します。これをしておかないと、
というエラーダイアログが出て、止まってしまいます。
Outlook側の準備が終わったら、Outlookは閉じずそのままにしておき、vbsファイルを実行します。vbsの実行は、vbsファイルをダブルクリックするだけです。
このスクリプトは、emlを開いてからOutlookに登録という手作業でやっている操作を1回1回繰り返し行うということで、画面が開いては閉じてを繰り返すので、結構時間がかかります。
また、操作が終わるとemlファイルを削除してしまうので、emlのコピーをとっておいてから、実行してください。
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