WaaSとは
クラウドのSaaSとか、PaaSみたいなので、WaaSというのがあります。WaaSとは、Windowsのクライアントバージョンは、Windows 10を最後のメジャーバージョンとし、機能アップデート、品質アップデートを提供していくというサービス形態のことです。
つまり、いままで、95、Me、XPやVistaとかいろいろあったWindowsですが、Windowsは10で打ち止めということです。ドラクエやFFのようにWindows 11は出ないということですね。
Windows 10の更新プログラムは3種類になります。
- セキュリティアップデート(Security Update)
- 機能アップデート(Feature Update)
- 品質アップデート(Quality Update)
セキュリティアップデートは可及的速やかに適用することになります。問題は機能と品質アップデートです。機能アップデートとは、OSの強化のための新機能追加を行う3~4GBくらいある大型のアップデートです。品質アップデートとは、従来のWindows Updateのようなマイナージェンジを小さく積み重ねるアップデートです。
機能アップデートの提供は以下のルールに従います。
- 年に2回のリリースペースである
- 適用の最長延長日数は365日である
- 配信開始から、その機能アップデートを適用したバージョンのOSのサポートは18ヶ月で終了する
品質アップデートの提供は以下のルールに従います。
- 月次のリリースペースである
- 膵石修正として提供され過去の修正をすべて含む
- 適用の最長延長日数は35日である
今までのWindows OSのようにOS標準機能でこれらのアップデートの適用を停止することは出来ません。FUを行いたくない場合は、Windows 10 LTSB版を使えば10年間サポートを受けることが出来ます。
Windows 10のアップデートで何が問題になるかというと、Windows 10の特に機能アップデートをある組織内の数百台のPCが気ままにインターネットに接続してダウンロードするとなると、ネットワークの大変な負荷になるということです。
そのため、当該組織ではWindows 10のキャッシュ共有機能を利用したり、WSUSサーバを構築したり何かしらの対策をとる必要があるわけです。
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