事務パソコンをHDDからSSDに交換して高速化

事務パソコンをHDDからSSDに交換して高速化

ハードディスクがPCの足を引っ張っていることを知ろう

2018/07/17/post-49/”>サポート切れを前に、Windows7のPCをWindows10にアップグレードする作業を行っています。このとき、Windows10は7よりやや重たいOSですから、PCをパワーアップさせておく必要があります。

Windowsのベンチマークを見てもらうと分かりやすいのですが、大概のPCはハードディスク(HDD)が足を引っ張っているのです。

Windowsのベンチマーク(Windowsエクスペリエンスインデックス)の実行、表示の仕方は以下の通り。
Windows7の場合:
「コントロールパネル」→「パフォーマンスの情報とツール」とクリックしていく。

Windows10の場合:
Windowsマークを右クリックしてから「Windows PowerShell(管理者)」をクリック、winsat formalとコマンドを入力してEnterキーを押す。結果をまとめて表示する場合は、get-ciminstance win32_winsatと入力します。スコアが5を超えていればとりあえず十分ではないでしょうか。
詳しくは、こちらを参照ください。

HDD→SSDに交換する

交換することを換装といいます。まず、良さそうなSSDを選ぶところから始めます。

SSDを選ぶ

SSDの仕様には次のようなものがあります。

1.インターフェイス

インターフェイスはディスクトップPCでもノートPCでも、現在は同じでSATA(Serial ATA、シリアルATA)というものです。
SATAはバージョンが3つあり、現在は3.0となっています。下位互換性があります(ver.3.0なら2.0や1.0のPCでも動く)ので、SSDはSATAの3.0のものを選ぶのが基本です。なお、3.0はデータの転送速度6Gbps(理論値)となっており、2.0の3Gbpsの2倍の速度となります。
SSDが3.0対応でも、PCが2.0だった場合、転送速度は3Gbpsが上限になりますのでご注意ください。
自分のPCのSATAのバージョンが分かる方は、それにあった前のバージョンを選ぶことでSSDの金額が安くなる可能性があります。SATAのバージョンを調べたい方は、フリーソフトのSpeccyの使用転送モードのところで見られます。

2.容量:

SSDはHDDに比べて1GBあたりの単価が高いです。つまり、お高い商品となります。よくやるのが500GBのハードディスクを持つPCでSSDは128GBか256GBを買うというようなことで、容量を下げて出費をおさえるということです。
SSD128GBは6,000円位~、256GBは7,000円位~あります。

SSDは切りの良い、120GBや240GBといった製品もあります。

3.読込速度(シーケンシャル):

シーケンシャルは順番に読むということです。大容量のファイル読み込みのときの時間に関係します。

4.読込速度(ランダム):

順番なくあちこちに保存されているデータを読むということです。OSの起動の速さに関係します。

5.書込速度(シーケンシャル):

大容量のファイルの書き込みのときの時間に関係します。

6.書込速度(ランダム):

OSの起動の速さに関係します。

読込速度や書き込み速度は、CrystalDiskMarkというフリーのベンチマークソフトを使って速度を計測することが一般的のようです。
価格.comやAmazonのレビューでは、この計測結果を貼り付けている方もいます。SSDの選択時の参考にしてください。読込速度?書込速度?なんぞや?という方は、容量とメーカーで決めてしまっても良いと思います。

メーカー的には、高性能・高価格のものからSamsung←TranscendやSanDesk←シリコンパワー←新興の中華系という順になります。新興の中華系を試してみたりもしましたが、普通に動くので問題ないかと思います。しかし、事務用PCに使うのであれば、少々の金額をけちるのではなく、Samsung製で揃えても良いかと思います。結局、メンテナンスフリーがもっとも安価になりますから。

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信用にいくら出せるかで判断ください。

HDDの中身をクローンする

では次に、クローン作成です。何をするかというと、HDDの中身をSSDにコピーするということです。

用意するもの

HDDの中身をSSDにコピーするには、以下を用意ください。

  1. クローンソフト
  2. SSDをUSB接続する機器
  3. DVD-R(バックアップ、リカバリCDを作るため。無くても良い)

まず、クローンソフトですが、EaseUS Todo Backup Freeを使います。
これでうまくクローンが作成できないということはまずないので、特別な思い入れのあるソフトウェアがなければ、イーザスをダウンロードしてください。

SSDをUSB接続する機器とは、裸族の頭のような変換アダプターを言います。SSDを購入すると、本当にSSDだけしか入っていません。
そこで、SSDをUSB接続でPCにつなぐ機器が必要になるのです。

※SATA、USB、変換で検索するといろいろな製品が出てきます。

「SATA USB アダプター」の画像検索結果

しかし、変換アダプターを絶対に買わないといけないかというと、そうでもありません。

外付けHDDを持っている方は、その外付けHDDのネジ止め(精密ドライバーが必要です)を外すと以下の写真のような基盤が出てきまして、これを使ってSSDをPCと接続することができるのです。

 

HDDのバックアップとリカバリメディアは、作っておくに越したことはないでしょう。特に、大事なデータが入っているPCや仕事で利用しているPCでは、データ消失の可能性もあるHDD換装の前に、バックアップとリカバリメディアの作成をしておくことをおすすめします。

SSDのフォーマット

次にSSDをフォーマットします。SSDとPCをUSB接続してみてください。おそらくSSDを認識しないのではないでしょうか。フォーマット前では、基本的にディスクは表示されません。

Windows7の場合:
「スタート」→「コンピュータ」を右クリックし、表示されるメニューより「管理」をクリックします。
「管理ツール」-「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」をクリックします。
「ディスクの管理」画面が表示されます。

Windows10の場合:
Windowsマークを右クリックして、ディスクの管理を選択する。フォーマット前でも、ディスクの管理上では、ディスクを認識しています。

 

ディスク1を右クリックし、ディスクの初期化を選択します。

MBRを選択しておきます。

フォーマット時、ディスクをMBR(マスターブートレコード)にすることを、絶対に忘れないでください。

次に未割り当てを右クリックして、新しいシンプルボリュームを選択します。

ボリュームサイズの指定はそのままでOK。
ドライブ文字またはパスの割り当てもそのままでOK。
パーティションのフォーマットはNTFSにしてください。

EaseUS Todo Backup Freeを使ってクローンを作成する

まずは、EaseUS Todo Backup Freeをダウンロードして、インストールしてください。
使うのはFree版ですのでお気をつけください。Home版(有料)の機能は必要ありません。

インストール作業は、そのままOKを連打することで簡単に終わります。

インストールが終わったらEaseUSを実行してください。下の画面が出たら、左下のクローンを選択します。

次に、ソース(クローン元)となるディスクを選択します。原則としてディスク0がソースになります。

ソースが決まったら、次はターゲット(クローン先)です。このとき、ディスクがMBRとなっていることを必ず確認してください。
MBRではなくGPTになっていたら、クローンしてもOSの起動ができません!

最後にターゲットディスクのデータが消去されますが、、、と出ますが、覚悟を決めて「はい」を押してください。

クローン自体は、30分もあれば大体終わります。クローンが終われば、次はディスクの物理的な換装です。

ディスクの換装(かんそう)

ディスクの換装とは、ディスクを取り換える、交換するという意味です。今回の場合、元々のHDDを新しいSSDに換えることをいっています。

PCの電源を抜いたり、ノートPCであればバッテリーを外しておいてください。静電気で壊れることもあります。

ノートPCは特にHDDがどこにあるかを特定するのが難しいです。メーカー・モデルごとにHDDの格納場所、格納方法が違います。
まず、精密ドライバーは必須になってきますので、用意をお願いします。

ノートPCのHDDの換装については、Googleで以下のようなキーワードで検索すると写真付きでHDDの格納場所、取り外し方を教えてくれるサイトが出てきます。

メーカー名 モデル名 HDDの換装

例えば、NEC LS550/F HDDの換装 といった具合です。これだと、こちらのようなサイトが出てきます。

難しいことは無いと思いますので、手順の通りやってください。

これでSSDがセットされた状態になったわけです。まだ、100%起動するかわからないので、ネジはすべて留めないほうが無難です。

SSDで起動する

PCの電源を入れてみてください。爆速で起動すれば換装成功です。PCのネジを留めて蓋を閉じてください。
起動しない場合は、エラーのメッセージをメモして、それでGoogle先生に聞いてみると良いでしょう。

 

よくあるSSDのブートしない原因

ディスクのフォーマット時、MBR(マスターブートレコード)にせずGPT(GUIDパーティションテーブル)にすると、クローンが終わった後で、No bootable device– insert bootdisk and press any keyと表示されて、ブートされません。

クローンも正常終了で、BIOS上ではSSDが認識されているのにブートがうまくいかない場合のほとんどの原因がこれになります。Windowsのディスクの管理で確認してください。

EaseUSでは、一度クローンを行ってHDDと換装したSSDに対して、別のHDDのクローンを実施すると、GPTでフォーマットされます。
ですので、一度使ったSSDは、クローンを行う前に必ずMBRでフォーマットをしてください。やり方はこちらを参照してください。

MBRとGPTの違いについて知りたい。

クローン中にエラーが出て、クローンが止まることもあります。

原因を調べるのも手ですが、別のソフトでクローンが作成できるのであれば、それで済ますのも手です。

実際、DELLのPCでEaseUSではエラーでクローンができませんでしたが、AOMEIならできたということもありました

(DELLのPCは何かがEaseUSのクローン作業を邪魔をしているようです。)

今回は長かったですが、以上になります。