やっぱり情報処理安全確保支援士は、とって正解だった件

IT資格

どうも、情報セキュリティにちょっと詳しい、プログラミングが趣味の江津です。

情報処理安全確保支援士(長いので口語では、支援士とか登録セキスペと言います)ってサムライ業にしては独占できることが微妙だと言われたりしています。が、去年(2018年)、支援士に登録する最後の機会ですよ、というメールをIPAからもらって、焦って登録したわけなんですね。で、先日、支援士の法定義務である集合講習に参加してきて、これってトレンドのキャッチアップもそうですが、情報セキュリティを業務の中心としてない人には、特に価値のあるものなんじゃないかと思ったので、その時のことを書いてみます。

ちなみに、情報セキュリティを主な業務としていない人(ユーザ側)で、支援士に登録している方は、全体の約3割となっています。どうでしょう、少ないですかね。

集合講習の前に前提知識

情報処理安全確保支援士には、オンライン講習A,B,Cと集合講習が義務付けられています。オンライン講習は2万円、集合講習は1日まるっとあり、8万円です。資格の維持費が結構しまして、その割にはウマミ(業務独占)が少ないのじゃないかと批判されていたりします。

それはさておき、

集合講習は、2019年5月現在では、情報処理安全確保支援士の試験を受けた人ではなく、登録セキスペと呼ばれる、情報セキュリティスペシャリストなどの旧試験を受けた人だけが参加しています。(情報処理安全確保支援士の試験を受けた人が集合講習に現れるのは、合格から3年目なので、2019年の12月以降となりますか。)

情報処理安全確保支援士に登録すると、講習システムにログインできるようになります。そこでオンライン講習を受講したりするのですが、同時に集合講習の予約ができます。自分が行きたい会場と日時を選んで予約します。定員が30人ですので、満席になることはまず無いと思います。江津が参加したときは、10人程度と小規模でした。

集合講習の中身

集合講習の中身の詳しいところは、ここでは書けませんが、午前中は講師の方のお話、午後はグループワークというように分かれています。

午前中の講師の方のお話は、情報処理安全確保支援士の価値とサイバー犯罪のトレンドについてでした。情報処理安全確保支援士の価値ですが、以下の話が印象的でした。

情報セキュリティ人材に出会ったとき、他者に紹介するとき、一緒に仕事をするとき、その人がどういうスキルを持った人なのか分からないということもあるが、まずは、その人が信用できる人かどうか、そこが重要ではないか。情報処理安全確保支援士の登録のために法務局に行ったり、過去3年の犯罪歴を調べられたりするのは、一定程度、信用できる人だということを担保するためである。

そういえば、去年の夏、なんの意味があるのか、支援士登録の書類をそろえるために法務局に行ってなんかしたなぁと、記憶がよみがえってきました。暑かったことが一番印象に残っていますが。つまり、支援士として登録している時点で、犯罪を犯していないという(ことを担保する)書類を提出しているわけで、一定程度、信用のおける人だということを担保してもらっているわけですね。支援士は、組織の機密情報にアクセスできたりするわけですから、この部分というのは、組織からしたら重要なのだと思います。

最近のサイバー犯罪については、割愛します。2018年、ビジネスメール詐欺がトレンド入りしたということや、今後、AIを使った攻撃の最適化が行われるというようなことだったと思います。

次にグループワーク

レベル的にはそこまで難しいということはありませんので、ご安心下さい。試験に受かっている人であれば、専門用語がすぐに出てこなくても、押さえておくべき情報セキュリティの勘所があるはずです。そういうところを問われるワークでした。

ここでの内容は、すぐに自組織の体制づくりや文書づくりに活かせるなと思いました。情報セキュリティ、やれることいっぱいあります。それに気づいたことと、グループワークで同志と交流する中で、情報セキュリティを後回しにせず、やってみようという意識が湧いてきたことも収穫です。

試験で江津が使ったのは、ド定番ですが翔泳社の情報処理教科書です。Amazonでは、まとめ買いでポイント倍増キャンペーンやってますから、この機会に買っておきましょう。買えば、あとはやるしかないですからね。

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2019年版

新品価格
¥3,110から
(2019/5/23 10:41時点)

ポケットスタディ 情報処理安全確保支援士 (情報処理技術者試験)

新品価格
¥1,620から
(2019/5/23 10:47時点)

2019情報処理安全確保支援士「専門知識 午後問題」の重点対策

新品価格
¥3,996から
(2019/5/23 10:47時点)

最後に

江津の仕事のうち、情報セキュリティは1割にも満たないわけです。が、そういう人でも、情報セキュリティを思い出させてくれて、ついでに、情報処理安全確保支援士が価値あるものだと言ってもらえて悦に入ることができる。集合講習は、やっぱり行ったほうがいいですね(100%の参加が義務なので「行かない」という選択の余地なしですが)。そして、面倒くさいと思わずにグループワークなど積極的に参加するのがいいと思います。

※ちなみに、受講証は2ヶ月後くらいに送られてくるそうです。

コメント

  1. […] NEW ARTICLE やっぱり情報処理安全確保支援士は、とって正解だった件 […]

タイトルとURLをコピーしました